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商品ラインナップ

コレクション: ナイジェリアの革を使ったグローブ

ナイジェリア産の牛革について【仕入先変更になりました】

【困難を極めた野球グローブ製造とアフリカ産の牛革探し】 

このプロジェクトの当初は、

日本の伝統縫製技術 × 傷などがある規格外の革 × ナイジェリア製造

をテーマに野球グローブ製造を行っておりました。

しかし、平均月収が1万2,000円~2万円のアフリカ諸国で、どんなに原価を抑えて製造しても、提供価格は2万円を超えてしまうのが現実でした。

どうにか原価を下げて、良質で安価な野球グローブを届けたい想いから、アフリカ牛革探しを始めることとなりました。

最初はそれがどれほど大変なことなのか、まったく予想していませんでした。

まずナイジェリアの首都アブジャ周辺になら牛革があるはず!

期待を胸に革屋を巡り歩きましたが、見つかるのはすべてヨーロッパから輸入された高級な革ばかり。

私たちが求めていたのは、ナイジェリアの大地で育まれた「本物」のローカルな革。

 

次は、野球関連で知り合った、ナイジェリアの現地の方から情報収集。

NBSA(ナイジェリアベースボールソフトボールアソシエーション)や現地のアカデミーコーチなど沢山の野球を愛する方々からの情報提供で、ナイジェリア北部に革業者が集まるエリアがある!そこなら、理想の牛革がありそう!?


急いで飛行機のチケットを手配し現地へ向かうと、たくさんの革業者、そして工場。

日本で見たことのある設備を目にし、理想の牛革があるかも?! 胸が高鳴りました。


しかし・・・


現実は、違う…薄くて野球グローブには使えない…傷やシミがある…革が固すぎてミシン針が入らない… 

私たちが求めていたグローブ用の革には、程遠いものでした。

半ば諦めかけながら、これが「最後の一軒」と、最後に立ち寄った工場で・・・

 ついに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

見つかりました!理想に近い牛革が!

野球の神様は私たちを見捨てませんでした! 

日本の牛革サンプルをお渡しして、根気強く改良を続けてくださる牛革加工工場と出会い、何度も何度もミーティングを重ね、

そして、完成しました!

グローブに使用できる理想に近い牛革が!!

ナイジェリア産の革だけで作成したグローブが形になったのです。

どうしても、日本の牛と違い、人間も栄養が足りないように、牛も栄養が足りません。

痩せ細っており、完璧な理想の牛革とは言えませんが、何度も、加工を繰り返し、妥協ではなく、磨き上げた完成形✨🥎✨

感動です(泣)

幾度となく、再加工をお願いし、一度も嫌な顔もせず、

ただただ、ひたむきに理想の牛革を共に追いかけてくださった、 Globus Enterprises Nig Ltd様には、

本当に感謝してもしきれません! 

喜びと共に、ナイジェリアの革産業の無限の可能性を感じることができました。

 

【革業者変更と、経緯について】

これまで革の仕入れを行っておりました上述の業者様より、取引終了の連絡を受けました。

しかしながら、現在、新たな革業者様から素晴らしい品質の革サンプルを入手しており、製品化に向けて品質改良を進めている段階ですので、ご安心ください。

経緯

ナイジェリア産革の採用当初、グローブに適した品質の牛革を見つけるのに苦労しました。

複数の業者に要望を伝えたところ、カノに所在する革業者から、高品質な革のサンプルを提供していただきました。

まずは高品質な革を仕入れ、その革をベースにカラー革の開発も試みましたが、品質面での課題があり、約3ヶ月の時間を要しましたが、解決しませんでした。

このため、通常の革を再度仕入れたいと打診したところ、

「製造方法を失念した」

との回答があったため、再度同品質での革の製造に挑戦いただくか、または取引を終了するか意向を確認したのですが、残念ながら取引終了との連絡をいただきました。

 

新たな取引先との進捗

上記を受け、弊社ではナイジェリア国内の複数の革業者様に改めて連絡を取り、数社からサンプルを入手しました。

その中で、特に品質が高く、色味の発色も良好で、カラー革の製造も可能であるとの回答を得られた業者と、現在取引を進めております。

吸水性において若干の課題が見られるものの、現時点では、以前の革と同等か、それ以上の品質となる可能性を感じてます!!

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今回販売する、ナイジェリアの革のグローブは、単色(革本来の色)で作ったグローブと、ナイジェリアの革に色を入れ、パーツごとに色を変えた「カラフル」の2展開。

大人用だけではなく、子供用グローブもご用意しました!